白霜暗月とは、第七暗部に所属するエージェントが付ける記章の名前であり、同時に組織の在り方を示す言葉でもある。
概要
検察官の職務や理想像を指す言葉『秋霜烈日』と表裏一体の関係を表すべく制定された四字熟語。
だが、第七暗部という組織の特性上世間一般はもちろん。検察内部でもその言葉の存在を知る者は少なく、文字通り日の目を見ないちょっと可哀想な言葉である。
白霜暗月章について
デザインは検察官が身につける『秋霜烈日章』と似ているが、あしらわれている花の種類や細部のパーツの意味合いは異なり、検察権行使の権限も持たない。
しかし、景都を脅かすバイオローグやエルジームに関連した事件に対しては大きな権限を持つバッジであり、白霜暗月章を身に付けていることで関連する事件の捜査権限が特別に付与された状態となる。
以下、記章のデザインについて2点紹介する。
凍てついたエレムルスの花弁
白霜を体現している花の名は、菊花ではなく「エレムルス」というユリ科の植物である。
エレムルスの花弁に降り立った冷たい霜が、暗月の夜に白く凍てついた様子を表しており、より一層の刑罰の厳しさをたとえている。
新月
エレムルスの花弁の中央に打ち込まれている黒球は、地球から見て最も暗い月相「新月」を表している。
月の光すらも当たらない影の立ち場で極秘に職務を全うせよという意が込められている。