家のWi-Fiが遅すぎて正直もう限界!
もっと早くできないかな...
そんな悩みを解決します。
オンラインゲームや動画視聴といった娯楽から仕事におけるテレワークまで、今や自宅にインターネット回線を引くのは、現代における必須条件になってきました。
そんなウェイトを占める中、通信速度が遅いと本当に困りますよね。
基本的に通信速度の遅い主な原因は、自宅のインターネットの配線方式が「VDSL方式」の場合が多いです。
家電量販店で契約した方だと店員さんから言われた記憶もあるのではないでしょうか。
VDSLは電話回線を使った配線方式でハッキリ言って「遅い」回線になります。
この記事では、そんなVDSL回線が遅い理由や引越しをしなくても改善できる方法を7つご紹介します!
この記事を読むと...
- VDSL方式がなぜ遅いのか理由がわかる!
- 光回線のはずなのになぜ遅いのか理由がわかる!
- 今よりも快適なネット環境が手に入る!
※すぐに改善方法が知りたい方は「VDSL方式の速度改善策」からご覧ください!
目次
VDSLとは?
VDSLとは、光回線に使われている「光ファイバー」という線を建物共用部まで引き込み、各部屋へは「電話線」で繋いで光回線を共有する配線方式のことです。
VDSLが遅い理由
VDSLが遅い理由は、光回線を共有する為に使われている「電話線」に要因があります。
一般的な光回線の最大通信速度は「1Gbps」と言われており、建物共用部まで光回線を引き込んでいるVDSLにも同じ速度が欲しいところですが、お部屋に引き込んでいる電話線が出せる最大通信速度が「100Mbps」しか出せない為、光回線の恩恵を受けることができないのです。
また、VDSLは1本の光ファイバーを利用者全員で分け合う形になる為、回線が混雑しやすく通信速度の低下に繋がります。
VDSLだと光回線の本来の力を出し切れてないって感じか...
実際は、20Mbpsから30Mbps程度と
言われているからもっと遅い...
「光回線はネットが速い!」という認識を多くの方が持っていると思いますが、それは配線方式が「光配線方式」だった場合が多いです。
光配線方式は、建物共用部からお部屋に引き込む線も光ファイバーで繋いでいる為、最大通信速度を落とすことなく快適なインターネットが利用できるのです。
VDSL方式の速度改善策
VDSL方式の速度改善策 | 効果 | おすすめ度 |
LANケーブルを見直す | ○ | ○ |
高性能なルーターに変える | ○ | ○ |
光配線方式のインターネットに変える | ◎ | × |
ホームルーターに変える | ▲ | ▲ |
auひかりタイプGへ乗り換える | ◎ | ◎ |
IPv6(IPoE)通信に切り替える | ○ | ○ |
IPv6(IPoE)が使える光回線へ乗り換える | ○ | ◎ |
それぞれの改善策に期待できる効果とおすすめ度合いを評価しました。
以下ではさらにニーズ別に改善策をまとめました。
安く簡単に速度改善をしたい方
- LANケーブルを見直す
- 高性能なルーターに変える
ただし劇的な改善は期待できないかも...
根本的な速度改善をしたい方
- 光配線方式のインターネットに変える
- ホームルーターに変える
私がおすすめするのは以下の手順による方法です。
おすすめの速度改善策
- お住まいの住所が「G.fast」に対応していれば「auひかりタイプG」に乗り換える
→G.fastに対応していない場合[2]へ - 「IPv6(IPoE)が使える光回線」へ乗り換える
それでは1つずつ解説していきます。
安く簡単に速度改善を試みる
LANケーブルを見直す
今使用しているLANケーブルの最大通信速度が100Mbps以下であれば、交換することで速度改善する可能性があります。
VDSLの最大通信速度100Mbpsを下回っているLANケーブルを使うということは、さらに通信速度を狭めてしまうからです。
購入する際は、100Mbps以上の規格のLANケーブルを選びましょう。
LANケーブルには「カテゴリー」という区分があり「カテゴリー5」以上のものを選べば100Mbpsをクリアできます。
下で紹介しているLANケーブルは「カテゴリー7」のケーブルになります。
お値段もリーズナブルなので、お店で選んだり買いに行くのが面倒な方はこちらでぜひ
高性能なルーターに変える
Wi-Fiに欠かせないルーターにも最大通信速度の規格が設けられています。
「11b」「11g」「11a」という規格のルーターの場合最大速度がVDSL方式の最大速度100Mbpsを下回ります。
「11ac」という規格に対応しているルーターに交換することで最大速度の基準を満たします。
もしお使いのルーターが古かったらぜひ交換を検討してみてください!
また、ルーター単体を家電量販店で購入する方法もありますが、
この後ご紹介する「光回線の乗り換え」では、プロバイダ特典でルーター無料プレゼントや無料レンタルがあったりするので、
個人的には乗り換えと一緒にルーターを手に入れる方法がおすすめです。
根本的な速度改善を試みる
光配線方式のインターネットに変える
根本的な改善方法としてファミリータイプ(戸建)で申し込み、お部屋まで光ファイバーで繋ぐ「光配線方式」に変えるという方法があります。
ですがこちらは、かなりハードルが高いです。
マンションやアパートがVDSLの場合、現環境での配線が使えない為、壁に穴を空けるといった工事が必要になるからです。
工事が発生するということは、管理会社や大家さんに許可を取らなければいけないのです。
許可が取れれば最も効果的な改善法ですが、かなり難しい方法でしょう。
ホームルーターに変える
光配線方式よりも簡単に改善できる方法として「ホームルーター」に変更するという方法があります。
ホームルーターとは、工事不要でコンセントに差すだけで使えるWi-Fiのことです。
この方法であればVDSLを介さずに接続できる為、根本的な改善策になります。
最大通信速度についても、VDSLの100Mbpsを超えておりネット環境を改善できる可能性があります。
さらに管理会社や大家さんに工事の許可を取る必要もない為、現実的と言えるでしょう。
ですがホームルーターは固定回線ではなく、無線通信を用いている為、固定回線に比べて通信環境が不安定になりやすいデメリットがあります。
その為、オンラインゲームをしたいといったヘビーユーザーの方には向いてなく、メインの使い方がネット検索・SNS・動画視聴のようなライトユーザーの方に向いています。
ホームルーターに向いている方
- ネット検索・SNS・Youtubeなどの動画視聴がメインの方
- 回線工事が面倒な方
- 一人暮らし・二人暮らしの世帯
- 光配線を使える部屋への引っ越しを決めており、その間の繋ぎ的な使い方をしたい方
ホームルーターに向いていない方
- オンラインゲームやPCでの在宅ワークがメインの方
- 大人数で一度にインターネットを利用する世帯
理論上最大速度がVDSLよりも速いとはいえ、一般的には無線接続よりも有線接続(固定回線)の方が安定すると言われています。
また、ホームルーターはお住まいの地域や環境が電波の届きにくいエリアだと通信速度が低下します。
このような不安点がある為、もしホームルーターの導入を考えている方は、お試し期間のあるサービスでテストしてから導入を検討することをおすすめします。
筆者おすすめの速度改善策
むむむ...ここまで4つ見てきたけど正直決定打に欠けるな...
光配線工事は厳しいし、テレワークやゲームもするから
ホームルーターも難しい...
と思っているあなたにおすすめしたいのがこれから紹介する改善策です。
おすすめの速度改善策
- お住まいの住所が「G.fast」に対応していれば「auひかりタイプG」に乗り換える
→G.fastに対応していない場合[2]へ - 「IPv6(IPoE)が使える光回線」へ乗り換える
この方法は、VDSL回線よりも速い光回線に乗り換えられないか試みて
100Mbpsを超えた快適な通信環境を手に入れることを目指した方法です。(①)
万が一エリア外だった場合は「IPv6(IPoE)が使える光回線」へ乗り換えて、一般的に快適にインターネットが利用できる70〜90Mbpsの範囲で速度改善を目指します。(②)
お住まいの住所が「G.fast」に対応していれば「auひかりタイプG」に乗り換える
次の改善策が対応していれば
『VDSLと同じ配線方式のままで100Mbps以上の速度が出る』
かもしれないです。
電話線は100Mbpsしか出せないはず。
そんな方法があるの!?
実は僕の住んでいる部屋がその方法を使った回線なんだけど、
実際の通信速度はこんな感じで、快適にネットが使えているんだ!
VDSLが出せる最大通信速度の4倍以上!
さらにこの回線に変えた時、
特典で「11ac」対応の高性能ルーターも無料でもらえたんだ!
改善策にあったルーターが無料でもらえるの?
確かにカバーしてる...
これから紹介する回線に変えれば、
『配線方式を変えずに、固定回線で今よりも快適なネット環境が手に入るよ!』
5番目の改善策を使えば叶うコト
- 配線方式を変えずに、今よりも快適なネット環境を楽しめる!
- 高性能ルーターが無料で手に入る!
なぜ、VDSL方式のままで最大通信速度が上がるのか?
その理由は、VDSLと同じ配線方式にG.fast(ジードットファスト)という特殊な技術を用いた回線だからです。
この技術を用いた回線を利用することで、通常のVDSL回線と比べて最大通信速度に6倍以上の差が出ます。
最大通信速度の比較
最大通信速度 | |
G.fastを使用した回線 | 下り:664Mbps / 上り:166Mbps |
普通のVDSL方式の回線 | 下り:100Mbps / 上り:100Mbps |
・下りは、Webサイトの閲覧や動画視聴などに使われる「ダウンロード」
・上りは、SNSへの写真や動画投稿などに使われる「アップロード」のことです。
ひとことで言うと、
『特殊な技術を使って、電話線でも高速通信ができるようになった』
ということです。
G.fastを使った回線を使うには?
G.fastを使った回線を使うにはどうすればいいの?
「auひかりマンションタイプG・都市機構G」
に切り替えれば使えるよ!
G.fastの技術は、KDDI回線の独自技術でNTT回線にはありません。
その為G.fastを使った回線は「auひかりマンションタイプG」というプランに切り替えることで利用できます。
まずは、利用したい住所で、G.fastを用いた回線が使えるか調べましょう。
エリア検索ページのサイトで申し込みをしてしまうと、ルーターの無料プレゼント対象外になるのでエリア検索のみの利用にしましょう!
G.fastに対応か調べる方法
- KDDI公式のエリア検索ページを開く(左のリンクから飛べます)
- 調べたい住所の住居タイプと郵便番号を入力して「エリアを確認する」をクリック
- 該当のマンション名・アパート名を選択
- 「タイプG」「都市機構G」と表示されていれば利用可能です!
※もし対応していなかった場合は「G.fastに対応していなかった場合」をご覧ください。
お住まいの住所が無事G.fastに対応していることを確認できたら
「GMOとくとくBB」経由にて申し込みすることで、Wi-Fiルーターの無料プレゼントが適用されます。
お申し込みはコチラ
auひかりマンションタイプGの基本情報
auひかりマンションタイプGとは、KDDIが提供しているインターネット回線「auひかり」のプランの1つで、
先ほど解説したG.fastに対応したご住所に適用されるプランです。
プランは2種類から選べて、私が申し込んだWi-Fiルーター無料プレゼントの他にも月額料金割引特典のプランもあります。
それぞれご紹介します。
キャッシュバック特典 + Wi-Fiルーター無料プレゼント
契約期間 | 2年間(自動更新) |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | 実質0円(工事料相当額割引) |
月額料金 | 戸建:5,720円 マンション:4,180円〜 |
初月料金 | 0円 |
セット割引 | スマホがauの方:最大1,100円/月×1台 スマホがUQmobileの方:最大858円/月×1台 |
キャッシュバック | 最大77,000円キャッシュバック + 他社乗り換えの場合さらに 最大30,000円キャッシュバック |
Wi-Fiルーター | IPv6(IPoE)対応ルーター無料プレゼント |
違約金 | 戸建:4,460円 マンション(お得プランA):2,290円 マンション(お得プラン):2,730円 |
こんな方におすすめ
- お住まいのご住所が「タイプG」「都市機構G」だった方
- Wi-Fiルーターも欲しい方
こちらのプランは、高額なキャッシュバックとWi-Fiルーターの無料プレゼントが特徴です。
一般的にルーターはレンタルが主流ですが、なんとこちらは無料でもらえます。
私自身、手持ちのルーターが古かったのでこの特典はとてもありがたかったです。
高性能ルータープレゼントは、予告なく終了する可能性がある為、お早めのお申し込みがおすすめです。
お申し込みはこちら
月額料金割引特典
契約期間 | 戸建:3年間(自動更新) マンション:2年間(自動更新) |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | 実質0円(工事料相当額割引) |
月額料金 | 戸建:4,400円〜(3年間) マンション:2,860円〜(2年間) |
初月料金 | 0円 |
セット割引 | スマホがauの方:最大1,100円/月×1台 スマホがUQmobileの方:最大858円/月×1台 |
キャッシュバック | 他社乗り換えの場合 最大55,000円キャッシュバック |
違約金 | 戸建:4,400円 マンション(お得プランA):2,290円 マンション(お得プラン):2,730円 |
こんな方におすすめ
- お住まいのご住所が「タイプG」「都市機構G」だった方
- Wi-Fiルーターは手持ちで十分な方
- 月額料金を抑えたい方
こちらのプランは、なんといっても月額料金の安さが魅力で、Wi-Fiルーターは手持ちの物で間に合ってる方におすすめのプランです。
1つ注意点があり、25ヶ月目以降は月額料金の割引が終了するので、更新前になったら一度プランを見直すことをおすすめします。
また、他社乗り換えの方限定でキャッシュバックがあり、乗り換え時の負担を軽減できる点もメリットです。
お申し込みはこちら
G.fastに対応していなかった場合
お住まいのご住所がG.fastに対応していなかった場合「IPv6(IPoE)」通信に切り替えることで実測値70~90Mbpsの範囲で速度改善が期待できます。
IPv6(IPoE)とは、インターネットの接続方式の1つで、次世代のインターネット接続方式です。
従来のインターネット接続方式である「IPv4(PPPoE)」よりも優れており、
現在お使いのインターネットの接続方式が「IPv4(PPPoE)」であれば「IPv6(IPoE)」に切り替えることで速度改善が期待できます。
先程ご紹介したG.fastよりも改善の期待できる実測値は低いですが、70Mbps以上あれば通信速度のストレスは軽減できると思います。
IPv6(IPoE)に切り替える方法は、
- 現在のインターネット回線をIPv6(IPoE)に切り替える
- IPv6(IPoE)が使える光回線へ乗り換える
の2つあります。
現在のインターネット回線をIPv6(IPoE)に切り替える
現在使っているインターネット回線の通信方式をIPv6(IPoE)に切り替える方法です。
これらの手順を自力でおこなう必要はありますが、もし現在のプロバイダがIPv6(IPoE)に対応していれば低コストでの速度改善が期待できます。
IPv6(IPoE)が使える光回線へ乗り換える
近頃はインターネット利用者の増加とIPv6(IPoE)通信が普及したことで、最初からIPv6(IPoE)が使えるようになっていることが多いです。
光回線の乗り換えと聞いてハードルを感じてしまう方もいると思いますが、プロバイダもさまざまな特典で乗り換え時の負担を下げようと努力しています。
乗り換え時負担軽減の一例
- IPv6(IPoE)に対応したルーターを無料でレンタルまたはプレゼント
- キャッシュバックで解約金の負担をカバー
- スマホとセットで月額割引
こうした特典を用意しているプロバイダを選べば、上手くいけば速度改善だけでなく、月額料金の見直しから節約も期待できます。
今よりも快適なネット環境を手に入れよう
いかがでしたでしょうか?
安くて簡単な方法から劇的に改善できる方法まで幅広くまとめてみました。
ぜひ今回ご紹介した方法を駆使して快適な通信環境を手に入れてください!