メルカリで出品すると
〇〇円どうですか?
〇〇円までお値引は可能でしょうか?
といった値下げ交渉をよくされます。
1日でも早くお金が欲しい時は応じることもありますが、梱包代を差し引くとほとんどお金にならない場合などは断りたくなります。
ですが、値下げ交渉を断りたい場合、どのように返信すれば良いのかって結構悩みますよね。
そこで今回は「メルカリの値下げ交渉を断りたい時に使える例文」をパターン別で8つご紹介します!
この記事を読んでほしい人
- メルカリで値下げ交渉をされて断りたいけど、返信の文章に困っている人
- 購入者側に角の立たない返信例が知りたい人
この記事で解決すること!
- 値下げ交渉のパターン別で今すぐ使える断り方の例文が分かる!
- 値下げ交渉を事前に回避するテクニックが分かる!
- 購入者側の心理や値下げ交渉に応じた方が良い局面などが分かる!
すぐに断り方の例文が知りたい方は「値下げ交渉の断り方例文まとめ」をご覧ください!
目次
値下げ交渉は断っても大丈夫?
そもそも値下げ交渉って断っても良いのでしょうか?
結論から述べると断っても大丈夫です。
あまりメルカリに出品し慣れていない方だと「値下げに応じないといけない」と思いがちですが、購入者側はダメ元で値下げ交渉をしている方が多いです。
値下げ交渉はいわばメルカリ内での文化のようなものでメルカリの運営側も認めています。
交渉自体も無理に応じる必要はなく、出品している商品の需要や相場・販売利益(手元に残るお金)などから
「自分にとってどちらが得か?」を考えて値下げに応じるか断るかを選択しましょう。
値下げ交渉に応じるべきか?断るべきか?
値下げ交渉を「うざい」と感じてしまう方もいますが、状況によっては値下げ交渉に応じた方が得な場面もあります。
また、値下げ交渉を断ると生じるメリットやデメリットはコチラになります。
メリット
- 値下げせずに購入してくれるチャンスが残る
- 購入までのやり取りが少なくて取引が楽
- 横取りなどのユーザー間トラブルのリスクが減る
デメリット
- 購入されるかが不透明になる(現金化が遠のく)
- まとめ買いされにくくなる
ここでは値下げ交渉に応じるべきか・断るべきかの判断材料になる状況や局面をご紹介します。
応じた方が良い場合
値下げ交渉に応じた方が良い場合は、以下のような状況です。
それぞれ詳しく解説します。(上のリンクで気になる項目へジャンプ!)
商品をすぐに売りたい・早く現金化したい
1日でも早く商品を売って早く現金化したい方には、売り時のタイミングです。
引越しなどで手放したい日までがタイトな場合、ここを逃すといつ購入されるか不透明です。
何らかの事情で早く現金化したい方は、値下げ額に許容できるのであれば応じるべきでしょう。
1つ注意点があり、メルカリで現金化するには
金融機関・口座・振込金額に関わらず一律200円の振込手数料が掛かります。
つまり、販売利益からさらに200円引いた金額が実際に入金される金額になります。
コチラを加味した上で値下げに応じるべきか検討しましょう。
値下げ額が許容範囲だった場合
値下げ交渉で提示された金額が許容範囲だった場合も売り時のタイミングです。
上の項目でも記載しましたが、もし売上金を現金化する場合は、金額や金融機関に関わらず振込手数料として一律200円掛かります。
値下げ額から200円引いた金額でも許容できるのであれば、値下げに応じましょう。
ちなみにメルペイ内での使用であれば、現金化はできませんが手数料の負担もなく、満額好きなことに使えます。
購入者がまとめ買いを提案してくれた場合
まとめ買いとは、あなたが複数の商品を出品している場合に起こる可能性のある状況で、購入者が
こちらの商品と〇〇の商品を一緒に購入しても良いですか?
というようなコメントをし、まとめて購入してくれる状況のことを意味します。
その際に「値引きしてほしい」と言われることがあります。
出品者側から見たまとめ買いのメリットは以下になります。
- 商品が一気に売れる
- 送料や梱包代を節約できるかもしれない
上のメリットを加味して、値引きに応じる場合、値引き額提示の主導権は出品者側になります。
注意すべき点は、まとめて発送する際の送料や梱包代を計算して利益が何円になるのかを把握してから、値引き額を提示することです。
これを行わずに先に値引き額を提示してしまうと、まとめて発送する際にサイズが大きくなり個別発送より送料が高くなってしまった場合、
値引き額によっては赤字になってしまう可能性があります。
値引き交渉に合意した後にこのようなことが発覚し、価格設定をやり直そうとすると取引のトラブルに繋がります。
その為値引きに応じる場合は、価格設定を慎重におこないましょう。
出品している商品の需要(人気)が低い場合
出品している商品の人気が低くいつ売れるかわからないような状況の時は、値下げ交渉に応じた方が良いでしょう。
メルカリの商品検索で出品している商品を検索した時に「sold」が少なかったり、
出品してから数日経過している場合や、いいねが少ない場合がこれに該当します。
値下げ交渉のコメントすら来なかったり、提示された値下げ額に満足できない場合は、リサイクルショップを利用してみるのもおすすめです。
メルカリ内では需要が無くても、リサイクルショップは中古販売の専門業者で販路をたくさん持っている為、買取してもらえる可能性があります。
出張買取に対応している業者を選べば、送料や梱包代・商品持ち込みまでの交通費を掛けずにその場で現金化できます。
もし、お悩みの方は一度ご相談してみてください!
断った方が良い場合
値下げ交渉を断った方が良い場合は、以下のような状況です。
コチラも詳しく解説します!
目標としている販売利益がある場合
「絶対に〇〇円は受け取りたい」
というような欲しい金額が具体的にあり、
値引きすることでその目標額を下回る場合は断った方が良いでしょう。
利益の大きさを重視している場合
商品の売れるスピードよりも利益を重視している場合も、
長期戦になることを承知した上であれば値引きを断るのはおすすめです。
値引き交渉が起きている時点で商品の需要はあるといえるので、
現金化や商品を手放すことを特に急いでなければ、粘ってみましょう。
手元に残るお金が少ない場合・赤字の場合
値引きした金額だと手元にお金がほとんど残らない場合や、少額すぎて売るメリットを感じられない場合は、無理に売ろうとしない方が良いと思います。
特に現金化する場合は200円の振込手数料が掛かる為、販売利益が200円で他に売る予定もない場合は、値下げ交渉を断ることをおすすめします。
また、販売手数料から商品を発送する為の梱包代を差し引いたら、そもそも赤字(マイナス)になってしまったとあれば、売るメリットがありません。
画面上では、送料と販売手数料を差し引いた額に目が行きがちですが、そこからさらに梱包代を差し引いた金額が真の販売利益なので気をつけましょう。
コメント返しや〇〇様専用などの手間を極力省きたい場合
値下げ交渉に応じると、価格調整によるコメントのやり取りや、
合意に至った場合、価格改定した直後に他のユーザーが購入する悪質な行為「横取り」防止の為、購入者側から
「〇〇様専用」にして欲しい
といった依頼が来て、購入までのやり取りが増えてしまうこともあります。
日中は仕事でこまめな返信や対応をすることができない。
またはやり取りが面倒な方は、値下げ交渉をあらかじめ断っておくことがおすすめです。
あらかじめ値下げ交渉を断る方法は「値下げ交渉をされないようにするテクニック」をご覧ください!
非常識な値下げ交渉をされた場合
良心的とは思えない大幅な値下げを要求をされた場合は、ハッキリと断りましょう。
値下げを断ったら二度と売れない?
ここで断ったら売れ残るかもしれない...
と不安になり「多少無理をしてでも値下げに応じて安心したい。」と考えてしまう方もいると思いますが、
相場とあまりにも値段が離れていなければ、いずれ購入されます。
もし、すぐに現金化したいと思っている場合は、即金性のあるリサイクルショップでの買取を検討するのもおすすめです。
出張買取・無料見積もりの業者を選べば、送料や梱包代・商品持ち込みまでの交通費を掛けずに現金化できます。
値下げ交渉を断る時にやってはいけないコト
感情的になる
値下げ交渉にイライラして、感情的な文章を送り付けるのは絶対にやめましょう。
マナーとしてもアウトですし、最悪の場合あえて商品を買われて評価時に「悪い」を付けられる恐れもあります。
そもそも常識内での値下げ交渉は問題ないので、この場合マナー違反の返信をした出品者が悪いことになってしまいます。
またコメントは、他のユーザーにも見られているので悪い印象は一気に広がってしまい、今後の出品時にも影響します。
コメントに返信をしない
かといってコメントを無視するのもよくないです。
コメントを返さないことで、値下げ交渉に応じない意思を示しているつもりかもしれませんが、
購入者側からすると「対応が遅い」と受け取られてしまい、仮に購入したとしてもその後の発送対応なども遅いのではないか。
と悪い印象を持たれて購入されなくなる恐れがあります。
こちらも同様に、他のユーザーにも見られているので上記の印象を多くのユーザーに持たれてしまいます。
値下げに応じれない場合は、しっかりその旨をお伝えしましょう。
購入者側もダメ元で値下げ交渉をおこなっているので、値下げ不可とわかれば現行価格で購入を検討してもらえることもあります。
コメント無視はこのような売りのチャンスを自ら捨ててしまう為、控えましょう。
メルカリは気軽だけどビジネス
メルカリは利用者層やスマホアプリの性質上、気軽に利用できるところがメリットですが、
売買取引をおこなっている以上ビジネスです。
コメントの返信もお客様対応として丁寧におこなうことが大切です。
値下げ交渉を断る時の文面の作り方
値下げ交渉を断る時は、以下の3点を盛り込んだ文章にすると、角が立たずに説得力のある文面を作れます。
盛り込む要素
- どのコメントに対しての返信なのか
- 商品に興味を持ってくれたことへの感謝の気持ち
- 値下げできない理由
- 要望に応えられず申し訳ないという気持ち
1.どのコメントに対しての返信なのか
まずはどのコメントに対しての返信なのかわかるように「宛名」を書いておくと、
他のコメントが入ってきた時でも読みやすいコメント欄になるのでおすすめです。
「〇〇様」という表記で大丈夫です。
2.商品に興味を持ってくれたことへの感謝の気持ち
値下げ交渉のコメントを送っている時点で商品に興味を持っていただけています。
それに対する感謝の気持ちとして「コメントありがとうございます。」といった文章を添えましょう。
3.値下げできない理由
値下げできない理由をできるだけ簡潔にお伝えしましょう。
「値下げ交渉の断り方例文まとめ」でパターン別にご紹介するのでぜひご活用ください!
4.要望に応えられず申し訳ないという気持ち
最後に要望に応えられなかったことに対する、配慮の文章を入れることで角の立たない文章に仕上がります。
「ご希望に沿えず申し訳ございません。」といった文章がおすすめです。
へり下りすぎたくない場合は「ご了承いただけますと幸いです。」や「現在の価格でご購入を検討いただけますと幸いです。」といった文章にすると良いでしょう。
後者は、値下げしたくない気持ちがより強調された伝わり方になります。
「出品したばかりで断りたいけど、売れ残るのであれば値下げしても良い」
と思っている場合は、控えた方が柔軟に応じやすいです。
値下げ交渉の断り方例文まとめ
値下げ交渉の断り方をパターン別にご紹介します。
下の一覧から自分に近い項目をクリックしてご覧ください!
商品を出品したばかりで値下げしたくない
商品を出品したばかりで値下げ交渉をされても、まだまだ妥協したくないですよね。
そんな時はこのような文章がおすすめです。
〇〇様
コメントありがとうございます。
こちらの商品は先ほど出品したばかりの商品の為、
お値下げできません。
ご希望に沿えず申し訳ございません。
ここでポイントなのが値下げを断る理由に「もう少し様子を見たい」や「今のところ」といった文章を入れないことです。
私自身の経験なのですが、この文章を入れるとコメントを見たユーザーから
このまま待てば値下げしてくれるかもしれない
と思われて現行価格で購入されにくくなります。
仮にいいねが入ったとしても、それは値下げの通知を受信する為にいいねをしており、値下げした瞬間に購入しようとしている可能性が高いです。
現行価格で売りたければ、値下げするかもしれないという期待を感じさせずに断りましょう。
「お気持ち程度の値下げ」と言われた場合
お気持ち程度のお値下げは可能ですか
このコメントが来るとキッパリと「値下げできません」と断りづらいですよね...
この場合は、送料や手数料などの費用面に関わる具体的な理由を伝えて断りましょう。
〇〇様
コメントありがとうございます。
こちらの商品は現在の価格でギリギリに設定しており、
送料や手数料の関係でこれ以上のお値下げは致しかねます。
お安くお譲りしたい気持ちは山々なのですが、
現在の価格でご購入を検討いただけますと幸いです。
無下に断ると「融通の利かない人」といった印象を持たれてしまうので、丁寧な文面を心掛けましょう。
「お安くお譲りしたい気持ち」と添えることでソフトな文面になります。
また、現在の価格が既にできるだけ安くした価格であると感じてもらえる点もポイントです。
「〇〇円で即決します」と言われた場合
〇〇円で即決します
即決〇〇円は厳しいでしょうか
といった指定額で値引きしてくれたらすぐに買います。といった内容
このケースは大幅な値下げを要求してくることが多いです。
断る際は、その金額だと赤字になってしまう点を理由に断りましょう。
〇〇様
コメントありがとうございます。
〇〇円ですと手数料や送料を考慮すると赤字になる為、
お値下げできません。
ご希望に沿えず申し訳ございません。
もし、指定額は無理でも値引きは構わないと考えているのであれば、こちらから譲歩できる値下げ額を提案しても良いでしょう。
「お値下げできますか」と言われた場合
特に希望等なく「お値下げできますか」と言われた場合は
値下げに応じれないことを簡潔にお伝えして大丈夫です。
〇〇様
コメントありがとうございます。
こちらの商品は値下げ不可の商品になります。
ご希望に沿えず申し訳ございません。
どのパターンでも使える万能な例文
最後にご紹介するのは、私がよく使っている文章です。
値下げに応じたくない場合、どのパターンでも使いやすい文章になっています。
〇〇様
コメントありがとうございます。
こちらの商品は現行価格でご購入いただける方へお譲りしたい為、
これ以上の値下げは考えておりません。
ご希望に沿えず申し訳ございませんが、現在の価格でご購入を検討いただけますと幸いです。
この文章は、現在の価格に納得いただける方にのみ購入してほしいという思いを伝えた文章です。
また、強気な値下げ交渉を受けた場合や、一度断ったのに食い下がられた時に
「値下げに応じる意思が無いこと」を強調して伝えたい際にも有効です。
もし、値下げしようと気が変わった場合でもコメント送信時点では「考えていない」ので値段も変えやすいと思います。
ぜひご活用ください!
値下げ交渉をされないようにするテクニック
そもそも値下げ交渉に対応するのが面倒くさい
そんな方に値下げ交渉される可能性を減らすテクニックをご紹介します。
商品の説明文を使ったテクニック
出品時に書く説明文で使えるテクニックです。
値下げ不可の旨を記載する
あらかじめ「お値下げ不可」や「値下げごめんなさい」といった文章を入れておきます。
これを入れておくだけで値下げ交渉のコメントが来る確率がグッと減ります。
「早い者勝ち」や「即購入OK」と記載する
この文章を入れることで、値下げ交渉をしている間に現行価格で買われてしまう可能性を購入者側に感じさせます。
また、値下げ交渉中の購入OKと明記することでユーザー間でのトラブルを事前に防ぐことができます。
プロフィールに値下げ不可の旨を記載する
もし複数の商品を出品していて全ての商品で値下げ交渉NGにしたい場合は、プロフィール欄に書いておく方法がおすすめです。
プロフィールの編集画面は下記の手順で入れます。
プロフィール編集ページの行き方
- メルカリアプリ内の右下にある「マイページ」を開く
- スクロールして下の方にある「個人情報設定」を開く
- 「プロフィール」を開く
☆プロフィール内の「自己紹介」で編集できます。
また、ポイントとしてニックネームの後ろに「※プロフィール必読」と付け足しておくと、読んでもらいやすくなりますので記載しましょう。
中には、読み飛ばして値下げ交渉してしまう方もおられます。
その場合は、感情的にならず冷静に対応しましょう。
自分が納得できる価格でWin-Winに取引しよう
メルカリで初めて値下げ交渉された時に対応に悩んだことがあったので記事にしてみました。
早く現金化したい思いと、売れ残るんじゃないか。といった不安な気持ちもわかりますが、自分が納得できる価格で取引することが大切です。
「値下げ交渉は断っても大丈夫?」でお伝えした「自分にとってどちらが得か?」を基準に判断して断る際は、例文を活用して冷静に対応しましょう!
商品の売れ残りに困っている場合は、こちらの記事で改善策を解説しているのでぜひあわせて読んでみてください!