本音でレポ

「ジャンプっぽくない」が逆に良い。「アオのハコ」の魅力とは?

2023年5月1日

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こんにちは、

普段、あまり漫画は読まない男。雨宮です。

漫画が苦手とかではなく、単にハマりにくいタイプで、逆に一度ハマったら火が付いて一気読みします。

そんな私が久々ハマっている漫画が「 アオのハコ」という作品です。

2021年から週刊少年ジャンプにて連載している恋愛漫画で、2022年に人気急上昇。

「初恋の味」とも称される「カルピス」とのコラボもあり、アニメ化も期待されている今注目の作品です。

現在、ジャンプ本誌でもとんでもなく良い展開になっています。(言えないのがツレェ)

そんな「アオのハコ」なんですが、イラストや内容共に「ジャンプっぽくない」とも言われています。

一見ネガな評価?と思いつつ実はそこが魅力に直結しているんです。

ということで、今回はジャンプの新たな可能性を開拓しつつある漫画作品

アオのハコ魅力について、ジャンプっぽくないといわれている理由と共に、熱く語っていきます。

「アオのハコ」ってどんな話?

知らない方の為にあらすじをザックリ紹介します。

あらすじ聞くくらいなら、とりあえず1話だけ読んでみるわ

って方はこちらから試し読みしてみてください。

あらすじ

舞台は、中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。

男子バトミントン部に所属する猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝会う一つ上の女バスの先輩・鹿野千夏に恋をしていた。

朝練で顔を合わせる程度の接点から何とかお近づきになろうと邁進していた大喜だったが、

ひょんなことから大喜の家に千夏が居候することになり、二人の距離が一変する...

漫画のジャンルとしては、ラブコメというよりかは、恋愛に軸を置いたヒューマンドラマだと思っています。

公式では「青春部活ラブストーリー」と言っていますね。

「アオのハコ」の魅力

それでは、アオのハコの魅力についてご紹介しましょう。

一覧にするとこんな感じ。

「アオのハコ」の魅力

  • 繊細で優しい柔らかな雰囲気の作画
    →「ジャンプっぽくない」ポイント
  • お色気やエロに走らないところ
    →「ジャンプっぽくない」ポイント
  • 感情の描写や人間模様の展開がリアル
  • 主人公が筋の通った男で好感を持てる
  • 登場人物が基本みんな良い子
  • バドミントンの試合描写が手に汗握る面白さ

繊細で優しい柔らかな雰囲気の作画

まずはコチラ。

少女漫画チックな繊細で優しい柔らかな雰囲気の作画です。

初見で「ジャンプっぽくない」って最初にいわれるポイントですね。

千夏先輩が表紙を飾っていたジャンプを行きつけのスーパーで見かけたのが、私のファーストアオのハコだったんですが、

その時に「これジャンプか?」って物珍しさを感じつつもこの作画に好感を感じて後日読み始めました。

私自身、少年漫画的な力強いタッチよりも、少女漫画的な優しいタッチの作画を好む傾向があるので、より魅力を感じましたね。

お色気やエロに走らないところ

ジャンプで掲載されてきた恋愛漫画って、お色気やラッキースケベ的なエロに走る傾向多いじゃないですか?

ですが、アオのハコにはないんです。

あったとしても千夏先輩がお風呂入って考え事する描写くらいですが、そこにエロはないです。(断言)

強いて言えば2話で千夏先輩が猪股家に来て初めての夜。

大喜がいろいろ意識してしまうシーンがあるんですが、それもまあ思春期の男の子って感じで、逆に人間臭くていいな。と

寧ろ、初々しい時期を思い出して共感できる。

ホントそのくらいです。

ここが人によって面白い・つまらないの分岐点になると思うんですが

自分としては、ドストライク

寧ろ良い!

元々「こういうのが好きなんだろ?」って感じにスケベ展開かましてくる漫画が苦手だったので、、

ウケを狙ったスケベ描写が無いので、次で紹介する人間模様の魅力をより引き立ててくれます。

心理描写や人間模様の展開がリアル

片想い中の女性と仲良さそうにしている男を見た時の感情。

好きな人とする他愛もない雑談。そこから垣間見えるお互いの繊細な心理描写。

などなど、心理描写や人間模様の展開が昔の甘酸っぱい時期を思い出して共感できるようなリアルさが魅力です。

作中のドラマが現実でありそうなラインを突いてくるので「んなわけあるか」っていう冷めたツッコミをせずに楽しめるのが良いですね。

唯一作品の肝である居候設定のみ、現実でありそうでないラインを突いているんですが、逆にそこだけが突出してくれてるおかげでジャンプっぽさが出ている気もします。

主人公が筋の通った男で好感を持てる

ここは、ちょっとネタバレになるので伏せます。

大丈夫って方だけ開いてお読みください。

登場人物が基本みんな良い子

登場人物が基本みんな良い子で、キャラクターにストレスを感じずに読めるのも、アオのハコの魅力です。

私は、保護者目線でこの漫画を読んでいて「良い子」って感じる度に「親バカってこんな感じの気持ちなんだろうなぁ」って思っています。

1人だけモヤるキャラがいるので「基本」と書きましたが、、

バドミントンの試合描写が手に汗握る面白さ

「青春部活ラブストーリー」とあって、スポーツ漫画としての側面もあります。

大喜と千夏の共通目標がインターハイ出場ですからね。

作品内では大会での試合描写もあるんですが、バドミントンが面白い。

特に「大喜vs遊佐」は必見なのでぜひ読んでみてください!

「ジャンプっぽくない」が魅力「アオのハコ」

いかがでしたでしょうか。

「ジャンプっぽくない」こそが「アオのハコ」の魅力であり、ジャンプの新たな可能性を開拓している気がします。

また、これは邪推ですが今までとは違う「ジャンプっぽくない」を取り入れることでジャンプ本誌への新たな読者層の獲得にも成功している気もします。

少なくとも自分は、単行本が待ちきれずジャンプ本誌を追いかけ始めた結果、ついでに他の作品も読むようになってきました。

懸賞も当てましたし。

もしこれが集英社の戦略だったらさすがだな...

ということでアオのハコの魅力について熱く語りました。

気になった方はぜひ一度読んでみてください!

以上、雨宮でした!

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