「いけますって!ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば!」
ライダー好きの方ならご存知であろう、仮面ライダーオーズこと火野映司の代表的なセリフである。
ガキの頃は「パンツって...(苦笑)」って感じで「the・ガキんちょ」的な反応をしていたんですが、英語ほとんど喋れない状態で行ったマレーシア一人旅で言葉が通じなさすぎて野宿を覚悟した瞬間など、窮地に追い詰められた経験を経たらこのセリフで笑えなくなったし、深さを知った。
そんな私ですが、マレーシア旅行時にやりたかったことの一つに「エスニックファッションを着てマレーシアで生活する」っていう目的があり、映司と関係性の深い東南アジアでリアル火野映司になりたい欲望を密かに満たしていました。
実を言うと昔から火野映司のエスニックファッションが大好きでして、夏場は映司が着てそうなシャツや羽織を着て、梅田とかの繁華街に平気で繰り出しています。
街中で浮こうがお構いなし。
ちなみに余談ですが、アマゾンズの七羽さんもエスニックファッションでめちゃ好き。
このリアル火野映司生活が割とサバイバル的状況のマレーシア旅行時に役立ったり、気づきもあったので紹介します。
この記事を読んでほしい人
- 海外で一人旅に挑戦したい人
- マレーシアや東南アジアに興味がある人
- 火野映司のファッションが好きな人
○Uで買った無難な服とエスニック服での反応の違い
視線の違い
1日目は、日本からマレーシアへ移動していたこともあり、G○とかで買ったいわゆる無難な服だったんですが、2日目の服装から一気にエスニック服に着替えました。
写真撮ってたんですけど、当時使っていたスマホがお釈迦になってデータ取り出せなくなったのでありません。(サムネの写真は日本で撮った。)
まず感じたのが、街中での反応の違い。
日本でも視線はある程度感じるんですが、マレーシアでもそれなりに視線を感じました。
ただ、受ける視線の感覚が違うっていうか、日本で受ける視線は周りと浮いた「異質な視線」なんですが、マレーシアではそんな居心地悪くなるような視線では無かったです。
どちらかというと「観光客っぽいのに珍しいな」っていう親しみに近い視線。
多国籍国家で個性の違いは当たり前なマレーシア社会だからこそっていうのもあったのかもしれません。
上はデカい曼荼羅模様がプリントされたワイドシャツに、下はサルエルパンツという格好だったんですが、多分曼荼羅模様で親しみを感じてもらいつつ、サルエルで珍しいという印象を感じてもらえたんだと思う。
私も現地で初めて知ったんですが、マレーシアではサルエル履いてる人ほぼ見かけなかったんです。(超稀にインド系のゆったりしたパンツ姿を見る程度)
多分、日本よりかは履いてる人多いと思うけどそれでも珍しい立ち位置だったんでしょう。
インド系・タイ系の方に道聞かれたり教えてもらったり
明らかに対応が変わった。
1日目は外国人観光客的なちょっとよそよそしい雰囲気が出ていたからこそ、話しかけられるなんて無かったけど、エスニック服着て地下鉄のホームにいたら、タイ系の方に道を聞かれたり、モノレールのトークン(切符)の買い方がわからなかった時にインド系の方が教えてくれたりした。
パサールと呼ばれる現地の方が利用する活気ある市場に行けば「見ていかないか?」的な感じで声掛けられる。
これ、全部1日で起こってる出来事。
「ファッションひとつでここまで違うのか...」って思い知らされた。
ちなみに当時俺はマレー語も英語も話せないので、何かこう深い会話や意思疎通ができず、ヤキモキしてた。
特に道聞かれた時は内心
「俺もわかんないんだよぉぉぉ!」
って感じだったんだけど、この胸中をネタにして笑顔で返せるボギャブラリーがなくて話し掛けられてビックリしたこともあり「ソーリー」しか、出なかったのが超ヤキモキ。
映司だったらもっとこう、上手くやったんだろうなぁって。
次、行く時までにマレー語と英語は話せるようになろうと決意した瞬間である。
現地に馴染むファッションを着ると一人旅が上手くいく。
まさに「郷に入れば郷に従え」って感じで現地の人が着てそうな服を着ると旅先での反応が明らかに変わります。
自分の場合、現地の人ですら履かないサルエルパンツでもはや観光客なのに誰よりもエスニックしてるみたいな感じだったんですが、これが良かったのかと。
もし、海外一人旅に挑戦しようと考えているなら現地の方が着てそうなファッションで街中に繰り出してみてはいかがだろうか?
ただし、国によって服装のNGがあるので間違った知識ではないか?しっかり調べた上で挑戦しましょう。
ちなみにエスニックファッションを買うなら「チャイハネ」がおすすめですよ〜