あなたは今、日常生活に生きづらさを感じていますか?
なぜ、生きづらいと感じるのか原因がわかりますか?
周りに悩みを打ち明けにくく自分で抱え込んでしまったり、生きづらいという悩みが漠然としていて「自分でもよくわからないけど何だか生きづらさを感じている。」という状況だと、原因の解明が難しいと思います。
私も過去に漠然と生きづらさを感じていた時期がありました。現在は原因を知ったことで、以前よりも自分らしく暮らせるようになりました。
今回は生きづらさを改善できた私が、生きづらさの原因と今よりも生きやすくなれる生き方のヒントについて紹介します。
目次
「生きづらい」って何だろう?
生きづらさを改善する為にも、まずは漠然とした感情を深堀りしていきましょう。
そこで生きづらいと感じる要因をまとめてみました。
生きづらいと感じる要因
タイプA
- 人に気を遣いすぎてしまう
- 周りの顔色を常にうかがっている
- 他人の評価が気になる
- 相手を気にしすぎて自分の意見が言えない
- 嫌われるのが怖くて仕事や約束を断れない
- 自分の意見を求められると何も言えなくなる(頭が真っ白になる)
- 常にネガティブ思考だ
- 他人と比較して劣等感を感じてしまう
- 常に自分はダメだと思ってしまう
- 自分に自信がない
- 自分が嫌い
- 自分ばかりが損をしてると思っている
- 自分は不幸だと思っている
- 常に自分にダメだしをしている
- 罪悪感が強い
タイプB
- 人目を気にしすぎてしまう
- 長時間人といると気疲れしてしまう
- 1対多や集団での人付き合いが苦手だ
- 人との関わりがあった後は1人の時間が必要
- その為、5勤2休のスケジュールが苦手だ(水曜日は1人の時間が欲しい)
- 学生生活が苦手だった
- 機嫌の悪い人がいると過剰にビクビクしすぎてしまう
- さらに「機嫌が悪くなったのは自分のせいなんじゃないか」と考え込んでしまう
共感できるところはありましたか?
読んでもらって気づいたと思いますが、生きづらい要因を2つのタイプに分けました。
共感する部分がどちらのタイプに多いかによって生きづらさを改善する方法が変わります。
タイプAに共感できた方
〜生きづらい原因〜
・自己肯定感の低下が原因でネガティブな考え方が癖になってしまい、生きづらさを感じてしまうのだと思われます。
〜改善するには?〜
・自己肯定感を高めることで生きづらさの改善が期待できます。
タイプBに共感できた方
〜生きづらい原因〜
・HSPという気質に生きづらさの原因があるかもしれません
〜改善するには?〜
・HSPについて理解を深めて生き方のヒントを得ることで、生きづらさの改善が期待できます。
両方のタイプに共感できた方
〜生きづらい原因〜
・自己肯定感の低下が原因でネガティブな考え方が癖になってしまい、生きづらさを感じてしまうのだと思われます。また、HSPの側面も関係している可能性があります。
〜改善するには?〜
・まずは自己肯定感を高めましょう。その後、HSPについて理解を深めて生き方のヒントを得ることで、生きづらさの改善が期待できます。
生きづらさを改善するには?
自己肯定感を高める
タイプAに共感する点が多かった方は、自己肯定感の低下が原因で生きづらさを感じているかもしれません。
自己肯定感とは「ありのままの自分で大丈夫!」と思える心の度合いです。
幼少期や学生時代の思い出が自己肯定感の形成に大きく影響すると言われています。
自己肯定感が低すぎると、自分に対してネガティブな感情を持ちやすくなり、生きづらさを感じやすくなってしまいます。
この状況を解決するには、自己肯定感を高めてありのままの自分を受け入れてあげることが大切です。
以下の記事で自己肯定感の高め方について紹介していますので、是非読んでみてください!
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自己肯定感とは?自分嫌いだった私が教える。高める為の4つのワーク
続きを見る
「HSP」に生きやすさのヒントがあるかも
タイプBに共感する点があった方は、「HSP」という気質を知ることが生きやすさの手掛かりになるかもしれません。
タイプBに集めた生きづらい要因は、「人と関わることに膨大なエネルギーを消費して疲れやすい」ということを想定して集めました。
そして、この特性がHSPとよくマッチするのです。
HSPとは、Highly Sensitive Person〜(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称で、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念です。
HSPは病気ではなく、気質や体質のようなものと言われており、現状では「自分はHSPなのか?」と明確にできる検査などはありません。
ですが、以下のセルフチェックで、自分にHSPの傾向があるか調べることができます。
アーロン博士によるHSPセルフチェック
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。全く当てはまらない、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争をさせられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供の頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。
出典:エレイン・N. アーロン著、冨田香里訳『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(講談社)
引用:武田友紀著『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(飛鳥新社)
今回の記事で「タイプBによく当てはまったり、セルフチェックで多く当てはまった人はHSPだ。」とは言いませんが、少なくともHSPについて理解を深めることが、生きやすさのヒントに繋がると思います。
最後に
生きづらさを感じていた当時の私は、自己肯定感の低下とHSPの両方が生きづらさに関係していました。
ですが、これは人によって異なるのではないか?と思い
今回の記事では生きづらさを
- 自己肯定感の低下による生きづらさ
- HSPの傾向が関係している生きづらさ
- 自己肯定感の低下とHSPの両方が関係している生きづらさ
の3つに分けて、それぞれの状況にあった改善策をご紹介しました。
今回の記事で「生きづらい」という悩みが少しでも改善されることを願っています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
参考書籍
武田友紀著『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(飛鳥新社)
根元裕幸著『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感を上げる方法』(あさ出版)
時田ひさ子著『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版)