こんにちは、
マレーシア大好きな男。雨宮です(照)
突然ですが、マレーシアグルメ図鑑を作ってみました。
これから初めてのマレーシア旅行を控えているって方が「何食べよう...」って胸を馳せながら機内で読んだり(機内だと読めねぇか)
現地のメニューを見て「これどんな料理なんだろ...」って思った時に検索して読んでいただけると幸いです。
当方調理師なので料理面の知識に関しては引けをとらない自負があります。
辞書引き感覚でお読みください。
この記事を読んでほしい人
- マレーシアグルメについて知りたい人
- マレーシア旅行を控えている人
- 現地のメニューを見てもどんな料理かイメージつかない人
この記事を読むと...
- マレーシアグルメに詳しくなれる!
- これだけは食べて欲しい一押しグルメが分かる!
- 現地の言語からどんなメニューか調べられる!
この記事の信頼性
- 筆者の雨宮は調理師免許を取得している点。
- 実際に現地マレーシアへ渡航した経験アリ
目次
- 1 とりあえずこれ食っとけ8選
- 2 マレーシアグルメ図鑑
- 2.1 米料理
- 2.2 麺料理
- 2.3 前菜・おつまみ系
- 2.4 メイン料理(肉・魚・スープ)
- 2.4.1 バクテー(Bah kut teh / 肉骨茶)
- 2.4.2 サテー(Satay)
- 2.4.3 フィッシュヘッドカレー(Fish head curry)
- 2.4.4 ロティ・チャナイ(Roti canai)
- 2.4.5 アヤム・カリー・カピタン(Ayam Curry Kapitan)
- 2.4.6 ダール・カリー(Dal Kari)
- 2.4.7 アヤム・ゴレン(Ayam goreng)
- 2.4.8 アヤム・プルチェ(Ayam Percik)
- 2.4.9 アヤム・マサ・メラ(Ayam Masak Merah)
- 2.4.10 ウダン・ルマ・ナナス(Uadang Lemak Nanas)
- 2.4.11 サヨル・マサ・ルマッ(Aayur Masak Lemak)
- 2.4.12 サンバル・ウダン(Sambal Udang)
- 2.5 デザート・スイーツ
- 2.5.1 カヤトースト(Kaya Toast)
- 2.5.2 プルッウダン(Pulut Udang)
- 2.5.3 アイスカチャン(Ais Kacang / ABC)
- 2.5.4 チェンドル(Cendol)
- 2.5.5 マンゴーロロ(Mango Lolo)
- 2.5.6 ピサンゴレン(Pisang goreng)
- 2.5.7 カレーパフ(Curry Puff )
- 2.5.8 ブブヒタム(Bubur Hitam)
- 2.5.9 ブーボー・チャッチャッ(Bubur Cha-Cha)
- 2.5.10 サゴ・グラメラカ(Sagu Gura Melaka)
- 2.5.11 アパンバリッ(Apam Balik)
- 2.5.12 オタオタ(Otak Otak)
- 2.5.13 タウフー・スンバッ(Tauhu Sumbat)
- 2.5.14 クエ(Kuih)
- 2.6 ドリンク
- 3 日本では感じたことのない味の連続を楽しめます。
とりあえずこれ食っとけ8選
「こんなに紹介されても全部食えねぇよ。」
って総ツッコミを喰らいそうなので、初めてマレーシアに行く方にこれだけは食べて欲しい一押し料理を先にご紹介します。
マレーシアグルメ図鑑
米料理
米主体ワンプレート盛りで肉や魚もある料理。
これ一皿だけでお腹一杯・満足できる(メインを張れる)料理達。
一皿の満足感。
ナシ・ルマッ(Nasi lemak)
マレーシアの国民食・ソウルフードといっても過言ではない料理。
現地では朝食の定番。
ココナッツミルクで炊いたジャスミンライスに「サンバルソース」と呼ばれるこれまたマレーシア料理では必須のピリ辛ソースを混ぜ合わせていただきます。
付け合わせに、カリカリに炒めた小魚・ゆで卵・ピーナッツ・キュウリもあり、それらがワンプレートに盛られて提供されます。
これだけでも満足度高めですが、欲張るならこの後ご紹介する「サテー」も追加注文してみてください。
ナシ・ゴレン(Nasi goreng)
「ナシゴレン」はマレーシア版の焼き飯(炒飯)のこと。
ナンプラー(魚醤)とサンバルで味付けをし、目玉焼きを載せるのがポイント。
目玉焼きは黄身が半熟・白身はパリパリになるように仕上げます。
付け合わせにレタス・海老せんべい・ピーナッツ・きゅうりなどが添えてあることが多いです。
ナシ・パタヤ(Nasi pattaya)
「ナシパタヤ」は、ナシゴレンのオムライスバージョン。
鶏肉入りのナシゴレンを薄焼き卵で包んでいます。
ただし味付けはサンバルではなく、甘めのケチャップやナンプラー・醤油メイン。
お店によっては、ケチャップではなくチリソースの場合も。
こちらも付け合わせにキュウリやえびせんが添えられています。
海南鶏飯(Nasi ayam hailam)
「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」「ハイナンチキンライス」とも呼ばれます。
茹でた鶏肉とその茹で汁で炊いた米を3~4種類のソースでいただきます。
筆者の大好物で、私はこれを食べる為にマレーシアへ行きました。
その後、感銘を受けネット販売も始めました。
「どんな料理なんだろ?」って気になった方はぜひ、渡航前にご賞味ください。
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ルンダンダギン(Rendang daging)
「ルンダンダギン」とは、牛肉をココナッツミルクとスパイスで長時間煮込んだ料理のこと。
「ビーフルンダン」とも呼ばれます。
料理の品格としてはかなり高めの部類でおもてなし料理のレベル。
というのもこの料理は、アメリカのCNNで毎年発表される「世界の美味しい料理ランキング」で1位になったこともある料理なんです。
麺料理
「今日は麺の口」って場合はこちら
日本で食べるラーメンのように一杯・一皿で満足感を感じられる。
ラクサ(Laksa)
「ラクサ」とは、米粉を使った東南アジアの麺料理です。
地域によってスープの派生が非常に多く、マレーシアだけでなくシンガポールやインドネシアでも日常的に食べられるソウルフードで、日本で例えるとラーメンくらいの立ち位置です。
ここではマレーシアで主に見られるラクサをご紹介します。
私のファーストラクサは、クアラルンプール国際空港で食べた「アッサムラクサ」でした。
鯖を使った滋味深くも辛酸っぱいスープが特徴で、今までに感じたことのない味でとても感動したことを覚えています。
ぜひ、マレーシアに行ったら食べてみてください。
ミーゴレン(Mi goreng)
「ミーゴレン」とは、マレーシアやインドネシアで作られる焼きそばのこと。
マレーシアとインドネシアで味付けに変化があります。
マレーシアではサンバルやチリペーストを使って辛めに仕上げるのが特徴。
具材は野菜や海老が入っていて、溶き卵を絡めたり、ナシゴレンのように目玉焼きが載っていることも。
チャークイテオ(Char kway teow)
「チャークイテオ」とは、米粉のきしめん焼きそばのこと。
麺のモチっと感と野菜のシャキシャキ感が楽しい料理。
マレーシア全土で人気のある料理ですが、有名なのはペナン風。
ペナンに行ったらまず食べてみて。
ホッケン・ミー(Hokian mi)
「ホッケン・ミー」とは、華僑によって伝わった福建麺を使った焼きそばのこと。
マレーシア以外にもシンガポールでも食べられている料理で、主に「クアラルンプール式」「シンガポール式」「ペナン式」の3つ種類があり、それぞれで味付けが異なります。
クアラルンプールで食べられるホッケン・ミーは、麺の色が黒いのが特徴。
クレイポット・ミー(Claypot mi)
「クレイポットミー」とは、土鍋で作る煮込みラーメンのような料理。
「伊麺」(イーミー)と呼ばれる素揚げにした麺を鶏から取ったスープで煮込みます。
伊麺は日本でいうチキンラーメンに似た麺です。
パンミー(Pan mee)
「パンミー」(板麺/板面)とは「客家」(ハッカ)と呼ばれる中国南部に住む漢民族の人から伝わったとされる麺料理です。
麺の原料は、卵入りの小麦麺で優しい味わい。
麺や料理の種類が多種多様で、例えば麺は、平打ち麺・ちぎり麺・細麺。
料理はスープありの「スープパンミー」とスープなしの「ドライパンミー」といった具合。
麺の種類・スープありなしで同じ料理でも食感や味わいが変わる発見もあります。
ヒーキャオミー|魚鮫麺(Fish ball noodle)
「ヒーキャオミー」とは、魚の練り物(はんぺん)をメインにした麺料理のこと。
ラーメンのように麺・スープ・具材が一つになったタイプもあるんですが、
地元の方は麺とスープが別盛りで提供されるつけ麺スタイルのような「ドライタイプ」が大人気。
前菜・おつまみ系
クルプック(keropok)
「クルプック」とは、海老せんべい(えびせん)のこと。
ナシ・ルマッやカレーなどのワンプレート系料理の付け合わせに出てくることが多いです。
実際の発音は「クルポ」の方が伝わるかも。
アチャ(Acar)
「アチャ」とは、マレーシア版の漬物。
どちらかというとピクルスに近いです。
きゅうり・大根・ニンジン・カリフラワーなどの日本でも漬物に使われる野菜を甘酢漬けにし、胡麻と砕いたピーナッツで和えた料理です。
ポピア(Popiah)
「ポピア」とは、マレーシア版の生春巻き。
現地では屋台で提供されているローカルフードです。
海老と「センクワン」と呼ばれるクワイに似た野菜をメインにスイートチリソースを塗った薄皮でクルッと巻きます。
屋台によって、大根など具材やソースに違いがあることも。
パイティー(Paitea)
「パイティー」とは、ニョニャ系の定番オードブル。
米粉を一口サイズのカップ型に入れて成形したものを油で揚げ、具材を詰めます。
具材の内容は「ポピア」で使われている「センクワン」や海老・卵焼きなどが入っており、チリソースを付けていただきます。
ロバ(Lobak)
「ロバ」とは、豚肉の湯葉揚げ(揚げ春巻き)のこと。
現地では結婚式などの宴会料理としても出されるほどの料理です。
ロジャック(Rojak)
「ロジャック」とは、マレーシアのサラダのことで
現地では老若男女に愛されるほどのローカルフード。
数種類の野菜や具材を混ぜ合わせ、たっぷりのソースを掛けていただきます。
具材やソースなどは地域やお店によって多種多様で型に嵌らない自由な料理といった印象。
メイン料理(肉・魚・スープ)
ワンプレート系ではなく、肉や魚ベースのメイン料理。
別で小盛りのライスを注文
バクテー(Bah kut teh / 肉骨茶)
バクテーとは、骨付きの豚肉を数種類の生薬と中国醤油でじっくり煮込んだ料理。
「ナシルマッ」と同じくマレーシアのソウルフードと言っても過言ではない料理です。
肉骨茶には黒っぽいスープの「黒バク」と透き通った白いスープの「白バク」の2種類があるのですが、マレーシアでは黒バクが主流。
逆にシンガポールでは白バクが主流です。
見た目に反して味は意外と優しい味わいで、現地では朝の活力飯としても食べられます。(漢方効いてて元気でる)
ライスと共にいただくのがおすすめ。
サテー(Satay)
「サテー」とは、マレーシア版の焼き鳥のこと。
マレーシアの焼き鳥は、日本の居酒屋スタイルとはちょっと違っていて、
サイドメニューとして4~5本注文するというよりかは、10本単位で注文してメインとして食べます。
味は甘めでピーナッツソースが塗ってあります。
フィッシュヘッドカレー(Fish head curry)
「フィッシュヘッドカレー」とは、その名の通り魚の頭を丸ごと使った豪快なカレーです。
元々はシンガポール発祥の料理。
魚は主に鯛やブリの頭やアラなどが使われています。
ロティ・チャナイ(Roti canai)
「ロティ・チャナイ」とは、南インド発祥の料理で、マレーシアで人気を得たパンのことです。
主にカレーと一緒に食べることが多いですね。
提供のされ方や食べ方共に「ナン」と似ているんですが、パンの種類は別種です。
ロティは、全粒粉を使用し発酵させずにフライパンなどで焼くんですが、
ナンは強力粉にイースト菌を加えて発酵させてから「タンドール」と呼ばれる釜で焼き上げます。
また、ロティは生地を作る工程で具材を混ぜ合わせて焼き上げることで様々なバリエーションがあるのも特徴です。
- 卵ロティ
- いわしロティ
- タマネギ×卵ロティ
- バナナロティ
- 爆弾ロティ
- ロティプランタ
- 洪水ロティ
ぜひ、ご賞味あれ。
アヤム・カリー・カピタン(Ayam Curry Kapitan)
「アヤム・カリー・カピタン」とは平たく言うと鶏肉のカレー煮込みのことで、骨つきの鶏肉をココナッツベースのカレーで煮込んでいます。
玉ねぎやエシャロットの甘みとスパイスの奥深い味わいが特徴で、煮込むことで鶏の旨味がスープに凝縮されています。
マラッカやペナンで有名な料理です。
ダール・カリー(Dal Kari)
「ダール・カリー」は豆をメインの具材にしたカレーのこと。
こちらもインド発祥です。
コクのあるカレーで先ほど紹介したロティと一緒に提供されるケースが多いです。
アヤム・ゴレン(Ayam goreng)
「アヤム・ゴレン」は、マレーシア版のフライドチキン。
生姜やカレーパウダーなどのスパイスで下味を付けてココナッツオイルで揚げます。
カレーパウダーはターメリックの風味が強め。
お好みでチリソースをディップ。
アヤム・プルチェ(Ayam Percik)
「アヤム・プルチェ」とは、マレーシア版の照り焼きチキンのような料理で、
ココナッツミルクベースのソースに漬け込んだ鶏肉を、炭火で香ばしく炙った料理です。
甘めの味わいでマレーシア「コタ・バル」の名物です。
アヤム・マサ・メラ(Ayam Masak Merah)
「アヤム・マサ・メラ」とは、平たく言うと鶏肉のトマトチリソース煮込み。
とはいえ、調理に手間を掛けた料理で鶏肉に下味をつけた後、油で揚げてからトマトチリソースで煮込みます。
作り方は何となくチキン南蛮やエスカベに似てますね。
ウダン・ルマ・ナナス(Uadang Lemak Nanas)
「ウダン・ルマ・ナナス」とは、海老とパイナップルを使ったカレーのこと。
ココナッツミルクをベースとしたカレースープ×パイナップルの甘酸っぱさ× 海老の旨味が押し寄せます。
ニョニャ料理の代表的なカレーです。
サヨル・マサ・ルマッ(Aayur Masak Lemak)
「サヨル・マサ・ルマッ」とは、野菜をココナッツミルクで煮込んだ料理。
黄色い色味はターメリック由来のもの。
具沢山でヘルシー・健康志向な料理です。
サンバル・ウダン(Sambal Udang)
「サンバル・ウダン」とは、エビをサンバルソースで炒めた料理のこと。
マレー風のエビチリです。
日本のマレーシア料理店でもよく見られる馴染み深い料理ですが、実はマレーシア・ニョニャ料理の中では高級品の1つとされており、
祝いの席のメインディッシュとして出されるほどの格式ある料理です。
デザート・スイーツ
カヤトースト(Kaya Toast)
「カヤトースト」とは、こんがり焼いた薄切りのトーストに「カヤ」と呼ばれるココナッツミルクで作る甘いジャムとバターを挟んだ料理で、
マレーシアやシンガポールで「コピ」と合わせて食べる定番朝食です。
お店によっては温泉卵も一緒に提供してくれます。
日本でも馴染みあるコーヒーショップに近いモーニングを楽しめますよ。
プルッウダン(Pulut Udang)
「プルッウダン」とは、マレーシア版のちまきで「プルッパンガン」とも呼ばれます。
バナナの葉で包まれており、中を開けるともち米と数種の具材が入っています。
屋台によって具材は様々で主に海老・鶏そぼろ・牛のどれかが入っており、そこにココナッツフレークやスパイス等がまぶしてあります。
アイスカチャン(Ais Kacang / ABC)
「アイスカチャン」とは、マレーシア版のかき氷のこと。
クラッシュアイスの下に、甘く味付けした小豆やスイートコーンが入っており、お店によってはアイスクリームもトッピングされているところも。
1年中暑いマレーシアでは大人気のスイーツです。
現地では「ABC」と呼ばれることもあります。
諸説あるのですが「ABC」は「Air bath champuru」という言葉の略称だったり、
華僑の人の言葉で「3つのものをミックスしたもの」という意味を持つとのことです。
チェンドル(Cendol)
「チェンドル」もかき氷の一種。
東南アジア全域で人気のあるココナッツミルクがたっぷりかかったタイプです。
「アイスカチャン」との大きな違いはその見た目。
緑色のクネクネしたゼリーがトッピングされているところでしょう。(写真無くて本当に申し訳ない)
このゼリーの正体は「チェンドルゼリー」と呼ばれるもので「パンダンリーフ」と呼ばれる葉から抽出したエキスで色付けしたゼリーです。
パンダンリーフは、甘い香りを放つハーブでマレーシア料理において多用されるアイテムです。
マンゴーロロ(Mango Lolo)
「マンゴーロロ」もかき氷の一種。
クラッシュアイスの上にマンゴーピューレと果肉がどっさりトッピングされています。
日本ではまず真似できない超贅沢な大盤振る舞いスイーツで、まさに南国の特権ですね。
ピサンゴレン(Pisang goreng)
「ピサンゴレン」とは、揚げバナナのこと。
2000年に出版されたとある資料では、まだマレーシアでも見られなかったらしいんですが、
今ではクアラルンプールの現地屋台で手軽に買えるほどの大人気スイーツです。
カレーパフ(Curry Puff )
「カレーパフ」とは、日本語で「カレー揚げパイ」
じゃがいも・肉・玉ねぎをカレー粉で味付けしたものをフィリングとして、パイ生地で包み油で揚げた料理です。
マレーシア以外にもタイやシンガポールなどでも人気の料理で中身のフィリングはお店によってバリエーション豊富。
「ビーフカレー」「チキンカレー」「フィッシュカレー」「イワシカレー」と様々です。
ブブヒタム(Bubur Hitam)
「ブブヒタム」とは、マレーシア版おしるこのような料理。
マレーシアの伝統的なスイーツで、黒米や赤米をやわらかく煮込み、甘く味付けしています。
ブーボー・チャッチャッ(Bubur Cha-Cha)
「ブーボー・チャッチャッ」とは、サツマイモとタピオカをココナッツミルクで煮たデザート。
具材は上記以外に里芋やかぼちゃを入れるお店もあるらしい。
温製・冷製どちらでも食べられます。
サゴ・グラメラカ(Sagu Gura Melaka)
「サゴ・グラメラカ」もタピオカを使ったデザートです。
ココナッツミルクに浮かべたタピオカを
「グラメラカ」(グラマラッカ)と呼ばれるマラッカ名産のヤシ砂糖から作られた黒蜜をかけていただきます。
ニョニャ料理のお店にあるメニューです。
アパンバリッ(Apam Balik)
「アパンバリッ」とは、マレーシア版のパンケーキ的なスイーツ。
ふかふかの甘い生地の中にピーナッツやコーンが入っており、口に入れた瞬間の食感も楽しい一品です。
形は半月型でどら焼きにも似た形。
マレーシア全土で食べられる人気のスイーツです。
オタオタ(Otak Otak)
「オタオタ」とは、マレーシア版のかまぼこです。
魚のすり身をココナッツミルクやスパイスで味付けし、葉っぱに包んで炭火で焼いた料理です。
かまぼこを包む葉は主に「バナナの葉」か「パンダンの葉」か「ココナッツの葉」
現地の屋台で提供されています。
ちなみに「Otak」ってマレー語では「脳」という意味なんですって。
タウフー・スンバッ(Tauhu Sumbat)
「タウフー・スンバッ」とは、冷やした厚揚げに野菜を詰めた料理で、スイートチリソースをつけていただきます。
現地ではおやつや間食的な立ち位置らしい。
クエ(Kuih)
「クエ」と聞くと日本では魚のイメージがありますが、マレーシアでは伝統菓子の一つ。
もっちり、ねっとりとした食感と目で見て楽しいカラフルな色彩が特徴。(写真が無くて本当に申し訳ない)
大体のクエは甘いもの(sweet系)が大半ですが、甘くないものやしょっぱいもの(savory系)もあるので、
食べる前にどっち系か知っとかないと味のギャップでビックリします。
伝統菓子なだけあって様々なルーツがありますが、その中でも一押し人気は「ニョニャ系」の「Nyonya Kuih」(ニョニャクエ)です。
ドリンク
マレーシアの飲み物は正直「激甘」です。(褒めてる)
辛い料理によく合うドリンクたちをご紹介します。
テ・タレ(Teh Tarik)
「テ・タレ」とは、練乳入りの甘いミルクティーのこと。
マレーシアで一番人気のドリンクで、どのお店でも大概置いています。
「テ=紅茶」「タレ=引く」という意味で
泡を立たせてまろやかな口当たりにする為に、高いところから数回コップに移し替えて作る様が名前の由来となっています。
普通に注文すると大体ホットで提供されます。
冷たい状態で飲みたい場合は「テ・アイス」と注文すると通じた筈。
ミルク抜きにしたい場合は「テ・オ」と注文します。
砂糖抜きの場合は「テ・コソン」
コピ(Kopi)
「コピ」とは、インドネシア語でコーヒーのこと。
「テ・タレ」と同じくらいこちらもポピュラーです。
さて、マレーシアのコピなんですが、微糖(といってもかなり甘い)がスタンダートなスタイルでして、砂糖抜きというのは基本的に存在しません。
私自身、コーヒーはブラック派(砂糖・ミルク抜き)なんですが、マレーシアでは甘さアリのコーヒーを楽しんでいました。
甘さ控えめにしたい場合は「コピ・クランマニス」
また、ミルク抜きにしたい場合は「ノンミルク」と言うと通じます。
ちなみに同じコーヒーで「ホワイトコーヒー」というドリンクもあります。
イポー発祥のドリンクでクアラルンプールのお店では表記として見なかった気がします。(どこも「kopi」だったはず)
この2種類厳密には別種らしいんですが、提供される際の味はほぼ同じとのことです。
アッサムボイ(AsamBoi)
「アッサムボイ」とは、ライムジュースに干し梅を入れた甘酸っぱいジュースのこと。
何というか日本ではまず味わったことのないであろう不思議な味です。
喉をカラっカラにした状態で日中に飲むことをおすすめします。
シロップ・リマウ(Syrup Limau)
「シロップ・リマウ」とは、鮮やかな赤いドリンクで「リマウ」と呼ばれるマレーシア産のライムが入った甘いジュースです。
リマウなしの「アイル・シロップ」というドリンクもあります。
バンドゥン(Bandun)
「バンドゥン」は、赤色のシロップを水で割りさらに練乳を加えたドリンクです。
「シロップ・リマウ」の上をいく甘さで単体で飲むにはキツイかもしれません。
マレー系の屋台で人気のジュースです。
シュガーケインジュース(Sugarcane Juice / 甘蔗汁)
「シュガーケインジュース」とは、サトウキビを絞ったジュースのことです。
サトウキビを絞って濾した汁に氷を入れて提供します。(お店によってはサトウキビ自体も入ってる。)
人工甘味料とか一切入っていない自然な甘みで、
中華系のお店に多いドリンクメニューです。
ミロ(Milo)
「ミロ」とは、あのネスレのミロのことです。
ぶっちゃけ日本ではあまり飲まないと思うんですが、マレーシアではかなり人気。
現地のスーパーでも、目立つところに置いてあるくらいの国民食です。
日本で飲んだことない方はあえて飲んでみては?
日本では感じたことのない味の連続を楽しめます。
いかがでしたでしょうか。
専門的だけど個人的な感想ですが、マレーシアグルメは、和食や洋食に比べて味がハッキリと尖っている点が特徴です。
辛味・甘味が主ですが、その味の強さが他の国の料理に比べて突出しており、レーダチャートにすると振り切ってる感じ。
今までに感じたことのない「味」の連続かつ、多国籍国家だからこそのグルメバラエティに富んでいるので、きっと楽しめることと思います。
さて、今日の夜は何食べよう?
以上、雨宮でした!