2022/4/16〜4/17にさいたまスーパーアリーナでおこなわれた
「ずっと真夜中でいいのに。」のライブ
〜鷹は飢えても踊り忘れず〜の4/17公演に行ってきました。
およそ3年前に行った「潜潜ツアー」以来のライブ参戦だったんですが、ライブの演出やACAねさんの印象・ファン層など大きく進化しており、とても濃密な時間を過ごせました。
この記事では、ずとまよライブの感想を3年ぶりに参戦した独自の視点でご紹介します!
この記事はこんな方におすすめ!
・ずっと真夜中でいいのに。が好きな人
・ライブの雰囲気が知りたい人
・ライブの感想が知りたい人・ライブ当時の感動を共有したい人
目次
ずっと欲しかったお味噌汁。
今回のライブでは、入場者プレゼントとして、お味噌でお馴染みの「ハナマルキ」とコラボしたインスタント味噌汁のプレゼントがありました。
ライブのプレゼントとしては珍しいというか、ずとまよらしい斬新な内容です。笑
ですが、この味噌汁ただのインスタント味噌汁ではありません。
ここがポイント!
- ここでしか味わえない限定味「揚げなす生姜風味限定ニラ入り」
- にらちゃんとうにぐりくんの限定パッケージ
特にファンにはたまらない、にらちゃんとうにぐりくんデザインのパッケージはとってもキュートで食べずに飾っておきたいくらいです。
かくいう私も、この情報を聞いた時から気になっており、
とりあえずハナマルキさんの方で現在販売されている「あげなす味」をよく食べていました。
今回のプレゼントは、個人的に大満足で今後のライブでも意外性のあるコラボやプレゼントを期待しています。
ファン層が広がっていた
今回のライブでもやはり10代〜20代の方が大多数を占めていましたが、一部ちらほらと恐らく40代以降と思われる方もおられて、ファン層が広がっていることに驚きました。
若い世代をさらに深堀すると恐らく10代の中学・高校生が一番多いんじゃないかな。と感じます。
ステージのセット
今回のステージは緑を基調としたステージになっており、草木が生い茂ったところの中心に電話ボックスが。
電話ボックスは中に入ることができて、ACAねさんが曲によって入って歌ったり、ダイヤルを回したりといった演出もありました。
さらにACAねさんが立つステージ中央のバックには、恐らく光を投影しているスクリーンのようなものが置いてありました。
スクリーンから投影されている光が逆光となり、ACAねさんの素顔を上手く隠す役割を果たしています。
潜潜ツアーでは、この技術は無かった気がしていて、ライブ中は青や紫の薄暗いライトでとにかく姿を見えづらくすることに重点を置いていた印象をよく覚えています。
ですが今回のライブは、明るいライトも用いてACAねさんの姿も前より視認しやすかったです。(素顔は上手く隠れていてミステリアスさは健在。)
モニターは、ステージの左右に1枚ずつの計2枚。
このモニターが今回のライブで大きな役目を果たしており、ACAねさんやバンドメンバーさんがアップで映し出されるのはもちろんですが、曲の中で杓文字による合いの手が欲しい時のサインが表示されており、ファンはそれに従ってエールを送ります。
会場全体でライブを一緒に作り上げる素晴らしい仕掛けになっていました。
杓文字はマストアイテム
今回のライブで最も痛感したのは、ずとまよのライブにおいて杓文字はマストアイテムになっていたことです。
潜潜ツアーではあまり浸透していなかったような気がするのですが、今回のライブでは特にコロナ感染対策の一環で声出しが禁止されており、手拍子や杓文字拍子によるクラップが演者との唯一のコミュニケーションとなっています。
また、上記でも書いたように
今回は、杓文字拍子をやってほしい時とやってほしくない時・叩かずに振ってほしい時などをモニター上でサインを出す演出がライブ中おこなわれており、杓文字があるかないかだけでもライブへの没入感はかなり変わってくると思います。
出し惜しみなしの最高のセトリ
4/17のセットリストは以下になります。
4/17セットリスト
- ばかじゃないのに
- 低血ボルト
- 勘冴えて悔しいわ
- マイノリティー脈絡
- JKBOMBER
- 違う曲にしようよ
- 機械油
- 彷徨い酔い温度
- 袖のキルト
- MILABO
- 脳裏上のクラッカー
- Dear Mr「F」
- 暗く黒く
- お勉強しといてよ
- ミラーチューン
- あいつら全員同窓会
- 秒針を噛む
- またね幻
- サターン(Acoustic ver.)
- 正義
◎18〜20曲目はアンコール
潜潜ツアー以降「お勉強しといてよ」などのヒット曲が生まれ、直近では新曲「ミラーチューン」の発表もあり、楽曲がさらに豊富になった為、どんなセトリを組んでくるのかとても楽しみにしていました。
個人的に刺さったポイントをまとめてみました。
テンション上げやすいオープニング
オープニングは「ばかじゃないのに」でスタート。
アップテンポな曲でテンションも上げやすく、一気にライブの世界へ引き込まれました。
また、ACAねさん自身が曲中で感極まる場面もあり、心をグッと持っていかれます。
炎の演出
2曲目「低血ボルト」で驚いたのが炎による演出があったこと。
潜潜ツアーでは無かったと記憶していて、光やレーザービームだけの演出じゃなかったことに驚きです。
この炎による演出も相まって一気にテンションがぶち上がりました。
勘冴えて悔しいわ→マイノリティ脈絡のコンボ
普段ずとまよの楽曲を聴くときこの順番で聴くことが多く「勘冴えて悔しいわ」→「マイノリティ脈絡」の流れは個人的にとっても刺さりました。
特にマイノリティ脈絡のドラムが大好きで、生で聴いた時は圧巻です。
できれば、ラスサビ前のドラムパートをモニターで映してくれると嬉しかったです...
和風テイストなパート
ライブ前半戦の終盤は「機械油」→「彷徨い酔い温度」とずとまよの中でも和風テイストな曲で、機械油前奏の三味線で一気に空気感が変わったと感じました。
和風テイストな曲をこのパートに集中させることで、ライブ全体にメリハリを出しているのかな。と勝手に推測しています。
次曲の「袖のキルト」から現代っぽさに切り替わることで、ライブ後半戦のスタートをより印象付けています。
MILABOと脳裏上のクラッカーに感じた共通点
ライブ後半はMV公開ソングの目白押しになるのですが、その中でも最初の盛り上がりと言える「MILABO」→「脳裏上のクラッカー」の流れ。
ライブ中は、MILABOのミラーボールの演出と共に熱狂し、ずとまよ始動期から根強い人気を誇る脳裏上のクラッカーも聴けて大興奮だったのですが、ライブを終わってから振り返ると面白い点に気付きました。
この2曲はそれぞれ、現在のずとまよの代表曲と言っても過言ではない「秒針を噛む」と「お勉強しといてよ」が発表された直後に発表された曲になるのです。
果たして上の点を意識してセトリを組んだのかはわかりませんが、2曲の共通点を感じました。
Dear Mr「F」に込められた背景
プログラム上(アンコールを除いた)最後のしっとり系バラードでした。
この曲を歌う前のACAねさんのMCで『Dear Mr 「F」』は、ACAねさん自身がかなり落ち込んでいた時期に作られた曲。という背景を語っていただけました。
この背景を教えてくれた上で、ACAねさんが歌い始めるのですが、さっきまでのハイテンションとは一転。
ACAねさん自身が当時の落ち込んでいた時期を思い出すかのような、つらさや悲しさを感じるような歌声に心をかなり揺さぶられて泣きました。
歌で泣いたのは人生初の体験。
ACAねさんのスイッチの切り替えにも脱帽ですが「人の心を動かす歌声ってこんな感じなんだなあ。。」と感動した瞬間です。
「暗く黒く」の特性を活かした再加熱
『Dear Mr「F」』でしっとりした雰囲気の次曲に歌ってくれたのが「暗く黒く」
この曲は、バラードと見せかけて途中からアップテンポになるトリッキーな曲で、非常に面白い作りになっています。
この特性が、完全に落ち着いた空気を徐々に再加熱していくのに丁度良く、オーディエンスが再度テンションを上げやすくする工夫がされています。
いきなり「お勉強しといてよ」とかだと、テンション上げ直すのにちょっと大変だったと思います。
運営側のきめ細やかな気遣いを感じました。
トリに向かって一気に駆け抜ける
そして、暗く黒くでアップが完了した我々に来たのが「お勉強しといてよ」
この曲、生で聴けるこの時を楽しみにしていた。
そして何よりも、今までとは明らかに気合いが違う。
ブラウン管のドラムに映し出された「勉」
これ以降モニターの映像にMVを感じさせる効果も相まって会場全体が最高潮に盛り上がりライブはフィナーレを迎えます。
今回のライブでは「秒針を噛む」をプログラム上のラストにし「正義」をアンコールでのラストにするといった構成でした。
これは潜潜ツアーZeppなんばのセトリと真逆になっており「今回は安心して秒針を聴けたな笑」と内心安堵。
潜潜ツアーの時は、ちょっと焦ったことを覚えています。
今回のライブは「出し惜しみなくぶつけてきたな」と感じました。
ACAねさんのトークが感情豊かに
ライブ中に何度も思ったのですが、3年前と比べてACAねさんすっごい感情豊かでした。
歌っている時とトーク中の声量のギャップという名の魅力はそのままに、トークの内容がACAねさんの心の内を語ってくださった内容が多くて驚きました。
『Dear Mr「F」』に込められた背景。
また、アンコールに入った時に語ってくださったのが、
さいたまスーパーアリーナでのライブは5年前の路上ライブ時代からおぼろげながら掲げていた野望だったということ。
このトークからの「サターン」の弾き語りにまた涙してしまい、前日にライブ行くの決心して良かったと心から思いました。
他にもずっと真夜中でいいのに。として始動する前のお話を深く語ってくれた場面もあり、今回のライブにかけるACAねさんの思いに触れることができました。
「次は武道館ですね。」と内心思った。ACAねさんもとい、ずとまよなら達成できる。
曲も演出もパワーアップした最高の2時間半
3年を経て増えた名曲を生で聴けた感動。さらに表現の幅が広がったライブ演出の進化を感じた最高の2時間半でした。
また、杓文字拍子をコミュニケーションにすることで、コロナという逆境を上手く乗り越えたライブ作り。
ひいては、モニター上にサインを出すことでファンと一緒にライブを作り上げていく点など、声を出せなくてもライブを最大限に楽しめる工夫も素晴らしかったです。
ライブ終了後には、全国20都市26公演にもなる
GAME CENTER TOUR 『テクノプア』の発表もあり今後のずとまよにも目が離せません。
ずとまよ好きでライブに行ったことない方は、ぜひ杓文字を買って参戦してみてください!
ライブ遠征でおすすめのホテル
おまけ:ずとまよ×ハナマルキ限定コラボ味噌汁をレビューしてみた。
最後におまけとして、お味噌汁をレビューして記事を〆ます。
パッケージデザイン
コラボ限定パッケージは「にらちゃん」と「うにぐりくん」がデザインされたファンにはたまらない仕様になっています。(食べずに飾っておきたいくらいです。)
パッケージ上部の「すぐ旨カップ」のロゴは新しいロゴを採用しており、一目で「早い・旨い・エコ」の3拍子が伝わるような狙いを込めて設計されたロゴになっています。
内容量・成分表示
コチラは、一般販売されている「ごろっと大きめ!あげなす」と比べてみました。
栄養成分に大きな違いはありませんが、みそ汁の具材に違いがあります。
それぞれの違いはコチラ
ずとまよ限定の具材
- ニラ
- 生姜
見出しテキスト
- ねぎ
- わかめ
いざ実食!
それでは、両方を食べ比べながら実食していきます!
早速開封すると、開けた瞬間から生姜のスパイシーな香りが漂います。
中身は、目で確認できる大きさのナスやニラがゴロゴロと詰まっています。
一般発売されている揚げなすと比較するとこんな感じ
さらにお湯を注いで完成した中身がコチラ!
1cm角の揚げなすと2cmくらいのニラが入っており、予想以上に具沢山な内容でした。
食べてみると、生姜の芳しい香りと共にジュワッとした揚げなすとシャキッとしたニラの食感が楽しい逸品でした!
味は、米みそと豆みその甘く優しい味わいにヒリッとした生姜のスパイシーな辛みが後をひく美味しさです。
ですが、生姜の香りや辛味が強すぎることもなく絶妙にみそ汁とマッチしています。
生姜の香りに重点を置いている分、カツオだしの香りは一般発売のあげなす味の方が感じられました。
今回、このみそ汁のお供に「白米」と「カツオのたたき」を選択したのですが、これが最高の組み合わせでした。
白米とみそ汁の組み合わせは約束されたようなものですが、驚くべきはカツオのたたきです。
カツオのたたきに使う薬味のおろし生姜と限定味に入っている生姜の香りがバトンとなり、一体感のある組み合わせでした。
ボリュームや味わいを通して満足感たっぷりの格別な一杯を味わえました!
一般発売の可能性はあるか?
今回共同開発された『すぐ旨カップみそ汁~揚げナス生姜風味 限定ニラ入り~』
現状では、ライブでの配布のみとなっており、店頭やECサイトでの一般発売は予定していないとのことです。
個人的にはライブ限定味だけにしておくには勿体無い味で、私自身ぜひまた味わってみたいですし、
これを読んでいてまだ味わったことのない読者の方にも味わってほしいみそ汁です。
まさに「幻の味」となったお味噌汁。
再び味わえる日はやってくるのか...
いつの日か商品化されたらぜひ皆さんもご賞味ください!