こんにちは、雨宮です。
こちらの記事では以前、2022年11月14日に筆者がマレーシアから日本へ帰国する際、Visit Japan Webの登録をしなければ飛行機に搭乗できず、危うく帰国できないところだった。という体験記事を掲載していました。
ですが、2023年4月29日をもって水際対策が終了したことで、当時と比べてVisit Japan Webの必要性が変わったので、記事の内容を大幅に更新しました。
この記事では、水際対策終了後のVisit Japan Webについて改めてご紹介します。
この記事を読んでほしい人
- これから海外旅行へ行く人
- これから帰国する人
- 「Visit Japan Web」って何?って人
- 「Visit Japan Web」への登録は現在も必要なのか?知りたい人
ザックリ言うと...
- 「Visit Japan Web」とは、入国審査・税関申告を事前に申請できるWeb上のサービスである。
※検疫(ファストトラック)は、2023年4月29日をもって削除。 - 現在は「Visit Japan Web」に登録しなくても入国(帰国)できる。
目次
「Visit Japan Web」とは?
「Visit Japan Web」とは、日本へ入国(帰国)する際に必要な手続きをオンラインで行えるWebサービスです。
現在は「入国審査」と「税関申告」が行えます。
参考までですが、以下にVisit Japan Webの変遷をまとめてみました。
Visit Japan Webは現在も登録が必要なのか?
結論から申し上げると「登録しなくても入国(帰国)できます。」
当記事では元々
「Visit Japan Webは実質必須。これが無ければ飛行機に搭乗できませんでした。」
というタイトルで必要性を述べていましたが、水際対策が終了し「検疫」の無くなった今、
出国先の空港でVisit Japan Webの提示をしなければ飛行機に搭乗できないという事態は起こらないと思います。
![雨宮。](https://amemiya-site.com/wp-content/uploads/2021/07/20210714_152259_348-e1626256528187-220x300.jpeg)
つまり「実質必須」では
無くなったといえるでしょう。
とはいえ、現在でも登録しておくと税関申告書(帰国便の機内で配布されるアレ)の記入が不要となり、
到着後の手続きもQRコードをかざすだけでスムーズに進みます。
Visit Japan Web の登録方法
「Visit Japan Web」の登録や利用は、Web上でおこないます。
専用のアプリはありませんのでご注意ください。
登録に必要なもの
- Visit Japan Web のWebページ(リンクから飛べます)
- 航空券
- パスポート
- メールアドレス
2023年12月現在もVisit Japan Webのアプリは存在しません。
ぶっちゃけ、申告時に呼び出すのが不便だったので登録したらホーム画面とかにブックマークしておくことをおすすめします。
詳しい登録方法や使い方につきましては、デジタル庁が作ったページのリンクを貼っておきますのでそちらをご覧ください。
悔しいですが、私がスクショ撮って紹介するよりもわかりやすいし、何よりも確実な一次情報なので。
登録方法(公式リンク)
税関申告をペーパーレスで行いたい方は登録しよう
いかがでしたでしょうか。
世界的なパンデミックが収束し水際対策も無くなったことから、現在のVisit Japan Webの役割は入国審査と税関申告のスムーズ化のみとなり、2022年11月の頃と比べて登録の必要性は無くなりました。
恐らく当時の頃のように帰国の便へ搭乗する前に現地の方にVisit Japan Webの提示を求められることもないでしょう。
その為、税関申告の手続きをペーパーレスで行いたい方は登録してみてください。
最後に注意喚起をひとつ。
政府によると近頃「Visit Japan Web」の名を騙る不審なアプリが見つかっているとのことです。
個人的には公式アプリ化希望なんですが、難しいんですかね。
Visit Japan Webは、現状Webサービスのみなのでアプリストアにはありません。
くれぐれもお気をつけください。
以上、雨宮でした!
【過去】「Visit Japan Web」の提示を求められて危うく搭乗できなかった話
記事冒頭で触れていた
「Visit Japan Webの登録をしなければ飛行機に搭乗できず、危うく帰国できないところだった。」話
消すにももったいない貴重な体験談だったので、こちらに残しておきます。
初めての海外旅行や海外一人旅を控えている方にとって何かしらの後学になれば幸いです。
では、どうぞ↓
ザックリ言うと...
- 日本は「Visit Japan Web」の登録は必須では無いと回答しているけど、
航空会社によっては滞在国から出国する際の搭乗時に提示を求められるケースがあった。 - 「MySOS」は11月14日以降は利用不可。現在は「Visit Japan Web」へ移行。
- 海外旅行では任意のものは実質必須っていう心構えでいた方がいいと思う。
![雨宮。](https://amemiya-site.com/wp-content/uploads/2021/07/20210714_152259_348-e1626256528187-220x300.jpeg)
ちなみに私は「Visit Japan Web」と「MySOS」の存在を、
搭乗前に初めて知りました。←
アクシデントの事例
私が帰国時に利用した航空会社は、マレーシアのLCC「エアアジアX」です。
保安検査等は特に問題なく突破でき、搭乗ゲートの待合までわりと余裕を持って来れたんですが、搭乗開始が始まって航空券などの提示を行う際に起こったのが当時の事例です。
結果的に提示を求められたのは、以下の4つ。
提示を求められた書類
- 航空券
- パスポート
- 3回目までのワクチン接種証明書
- 「Visit Japan Web」の「検疫手続事前登録」にあるQRコード
ワクチン未接種の方は恐らく「72時間以内の陰性証明書」が必要と考えられますが、私自身が未経験の為、未接種の場合の搭乗手続きの状況はわかりかねます。
ご了承ください。
日本からマレーシアへ行く際の搭乗時は、航空券とパスポートのみでマレーシアの検疫アプリ「MySejahtera」の提示とかもなく、簡単に搭乗できたので完全に油断してました。
航空券・パスポート・ワクチン接種証明書まではスムーズに提示できたんですが、エアアジアの係員さんから「MySOS QRコード」(この2語のみ聞き取れた)と言われて頭が真っ白になります。
「ワクチン接種証明書にあるQRコードかなっ?」って思って見せたんですが、反応がよろしくない。
翻訳アプリを駆使しながら「MySOS」を知らない旨を伝えるとスマホの画面を見せてくれて、ここで初めて自分が登録してない何かしらのサービスであることに気づきました。
ただ、他の人が見せている画面は青と白の「Visit Japan Web」と表示されており混乱。
やり取りも膠着してしまい、とりあえず翻訳アプリで「MySOSの登録は必須ですか?」と聞いたら「Yes.」と返答されたので登録する旨を伝えて一旦引き返し、スマホで急いで調べまくり
『とりあえず「Visit Japan Web」に登録してQRコードを見せれば搭乗できる』と解釈し、
速攻で登録し何とか無事搭乗できました。
結果的にはフライトの20分前に乗り込めたんでギリギリの搭乗は免れましたが、かなり焦りました。
体感で1時間弱は苦戦したと思う。
エアアジアの方も多分困惑していたと思う
アクシデントについてザッと解説しました。
現地では、私と同じように登録する方もおられたり、そもそも提示書類が多い為1人当たりの手続きに時間がかかり結構混雑していました。
というのも、このアクシデントが起こったのは「2022年11月14日」
そう、MySOSが利用不可になり「Visit Japan Web」に切り替わった初日なんです。
その為、多分現地のエアアジアの方や警察官・警備員さんらしき方も困惑してたんじゃないかな...と思います。
現に「MySOS」と聞かれたので錯綜していたのではないかと。
海外旅行では任意のものは実質必須っていう心構えでいた方がいいと思う。
いかがでしたでしょうか。
私に関してはそもそも「MySOS」の存在を知らなかったり、執筆しながら気づいたのですが検疫時にファストトラックを利用しない場合は別途質問票への回答が必要である点を失念していたことに気づき猛省しています。(ファストトラックを使う場合は質問票も組み込まれている)
結果的には、日本到着時刻の6時間前までに「Visit Japan Web」で検疫にまつわる全ての登録を済ませていたことで丸く収まり帰国できましたが、振り返ってみるとこのギリギリさは褒められるものではないです。
寧ろ、帰国時に必要な提出書類や処理事項を漏れなく行えるファストトラックのシステムに救われたといっても過言では無いでしょう。(検疫の審査完了も早かったので日本で審査してくださった方にも救われている)
必須ではないといわれている「Visit Japan Web」ですが、登録しておけば日本の空港での入国手続きだけではなく、慣れない滞在国での搭乗手続きもスムーズにおこなえます。
その為、もし「Visit Japan Web」を使える環境でしたら、登録しておくことを強くおすすめします。
以上、雨宮でした。